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自家用車
- 2009/01/07(Wed) -
雑誌200901
 本屋に立ち寄り雑誌コーナーへ行くと、ひときわ目立つ雑誌があった。20セット以上平積みにされているので手に取ると月刊自家用車だった。創刊50年の歴史ある自動車雑誌で、たしか20年以上前に購読したことがある。記念特大号ということで普段の2倍のボリュームで840円。新車を買う予定もないのに衝動買いをしてしまった。中をみると50年間の車の歴史が書かれていて懐かしい車も多く楽しめる内容だった。そういえば最近自家用車と言う言葉も死語になりつつある。50年前は普通に自家用車と言う言葉が使われ、当時は自家用車は庶民にとって高嶺の花だったのだろう。それが今や一家に数台の時代になった。20年前、この雑誌を買ったときはちょうどバブル経済で各メーカーは高出力の車を作り、車も飛ぶように売れていた時代だった。そして今は車は売れない時代になり自動車メーカーは苦境の時代になっている。20年前には想像もできない事態になっている。車もバブリーな高出力車ではなく環境にやさしいハイブリッドカーが花形になっている。10年一昔というが20年経つと時代が変わり、人々の価値観も変わる。そして20年後はいったいどうなっているのだろうか。その頃は電気自動車が全盛を究め、今より高い環境意識であるであろうし、そうあってほしいと思う。
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JAのすべて
- 2008/09/02(Tue) -
JA20080902.jpg
 先日、ブックオフでJAのすべてと言う本を買った。最近メディアで農業問題を取り上げる機会が増えているが、その際に必ずと言っていいほどJAの問題が出てくる。JAという組織はどんな組織なのか一般の消費者に人にはわからないらしい。戦後JAという組織は地方を取りまとめ一つの時代を築いたのは事実だし、その功績は大きい。全体のすれば高度成長があり国は資本主義まっしぐらだったが、地方つまり農村ではそれに反して社会的イデオロギーともいえるJAが統率していた。その時代はそれでよかったのだが、今となってはその機能は失われているのも事実である。メディアで農業問題を取り上げるが、そうそう簡単に解決できる問題でない。そしてこれからJAの存在意義を問われる時代になるだろう。
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黄金のスモールビジネス
- 2008/03/11(Tue) -
本20080311

 この本は農業関連の本にしてはめずらしいビジネス書だ。著者は元外資系の管理職。会社をやめ宮崎県で就農し、ぶどうを栽培している。最近本屋で農業関連のマーケティングに関する本を目にすることもあるが、ざーっと目を通してみると専門的過ぎてわかりにくい。それらの本は農業者自身ではなく、研究者が書いたため一般の農業者にとって身近に感じることができないだろう。日本の農業政策は規模拡大を目標とし、それに伴う補助金を付け規模拡大こそが日本の農業の生き残り策だと言ってきたが、この著者はそれに真っ向から異論を唱えている。著者である杉山氏の目指す農業は、ずばり3K(快適、カッコイイ、金が儲かる農業)かなり痛快だ!元エリートビジネスマンだっただけあり、その経営センスもうなずける。規模拡大し寝る暇を惜しんで働いて価値のないものをいっぱい作るより、小規模で価値の高い商品を作る。そして余った時間は自分の時間として楽しむ。というのが杉山氏のスタイルだ。本来農業従事者はお金がなくても時間的精神的余裕はあったのだが、機械化され規模拡大されると時間的余裕も、そしてリスクが大きくなるため精神的にも金銭的にも余裕がなくなってしまったのも事実だ。一度規模拡大というメリーゴーランドに乗ってしまうと、そこからはなかなか降りられない。この本を読み、21世紀の農業経営のあり方を再考すると共に、これぞロハスなのだと感じた。
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農業関連本
- 2008/02/22(Fri) -
現代農業20080222

 本屋に行き気が付くのは農業関連の本が異常に少ないということだ。全国の農業人口は数百万人で、そのマーケットは大きいが農業に関する雑誌も少ない。本屋で普通に購入できるのは現代農業くらいだろう。最近本屋では家庭菜園に関する本はよく目にするが、プロ農家の本となると平台に置かれることはまずない。なぜなのだろう・・。基本的に農業は経験が重視され座学が重んじられることはなかったのと、技術に関しては、その地域のJAの技術指導で営まれてきた歴史が長いからかもしれない。まあ最も大きな原因は創刊しても売れないということなのだろう。しかし最近では若手の新規就農者も増え、農業者の意識も変わってきてるのは事実だ。彼らは積極的に新しい情報を求めている。その情報も単に農業技術だけではなく、広い意味での農業経営、つまり新しい農業機械による効率化や、もしくはマーケティングなど幅広い。近年、農業に対し関心も高まり家庭菜園系の本や田舎暮らしの雑誌も増えた。しかしそれ自体はうれしいことなのだが、農業を糧に生きていこうと思ってる人々は物足りなさを感じるだろう。これからの時代、今までにない新しい切り口の書籍や雑誌が増えることを期待したい。
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- 2008/02/15(Fri) -
猫20080215

 ある雑誌の懸賞で一冊の本が当たり、何気にこの本を読んで面白いことが発見できた。人類が猫を飼いはじめたのは約5000年前のエジプトで始まったらしい。穀物倉庫で繁殖するねずみをたべるために住み着いたのが猫を飼いはじめた起源らしい。「近くにいてもかまわない、でもねずみを退治してね」ということだ。紀元前後になり貿易商が穀物を船で運ぶ際に猫も一緒に船に載せ世界に猫が広まったらしい。そして日本へは大陸からの仏教伝来のとき、仏典をねずみから守るため船に一緒に乗ってきたとか。日本の仏教の歴史と、猫の歴史が同じというのはなんともおもしろい。そういえば子供の頃、家の三毛猫を一年に数回、米蔵に猫を入れねずみ退治していたのを思い出す。日本でも昭和40年代まで農家の猫は立派な働き手であったわけだ。子供の頃から猫が大好きで、今も家に猫がいる。猫が仏典と一緒に日本に渡ってきたと言う話を読み、なるほどーと妙に納得。猫は聖なる動物なのです。
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