
秋の収穫前に当研究会のメンバーでの現地視察会です。小生と浅科のK氏は昨年も今年と同じ栽培方法でしたが、今年から佐久市のT氏とN氏は今年から特別栽培を取り入れ今年が初めての試みです。
主席研究員としては場所が違うと、どのように生育するかが未知数でしたが、ここ佐久市内であればほぼ同じように生育することがわかり、T氏、N氏ともその出来映えに満足してくださり、こちらとしてもホッとしました。ただ今までまったく有機物を投入していない田んぼではちょっと見劣りしますね。何年かワラなどを鋤きこみ土をフカフカにしないと春先に投入する有機肥料の効きが悪いということになります。つまり土に酸素が入りやすくないと有機物の分解は促進されず肥料としても効きが悪くなります。土作りはワンシーズンではどうしようもありません。じっくり時間をかけて土作りすることこそ、おいしい米作りの基本かもしれません。それにしても対象となる田んぼはどこもかなりいいできで春先の施肥設計はまずまずでした。それと追肥の窒素1.7k/10aは適切な量だったと思います。
今年から数名で研究会を立ち上げたわけですが、ここまで来れて本当によかったと思います。研究会のみなさん、ありがとうございました。