
この季節、佐久での旬といったらネギがある。ネギといえば埼玉の深谷ネギと群馬の下仁田ネギが有名だが、ここ佐久の殿様ネギは下仁田ネギと同じ品種だ。深谷ネギは白い部分が長く薬味にするには最適でスーパなどでもほぼ一年中見ることができる。ここ佐久では家庭菜園規模の農家でもネギの栽培は盛んで5月に苗を植え、この季節に収穫を迎える。生食には向かないが、この殿様ネギは熱を加えると甘みがあり、スキヤキや鍋物には欠かせない野菜だ。収穫したあと日干しすると保存性もよく、佐久では冬の間かなり重宝する野菜なのだ。
日増しに寒さを感じるようになって、鍋物が恋しい季節だ。ネギをざっくりと切ってスキヤキなんぞもいいなぁと思う。近いうちに仲間を集め鍋パーティを開くのもいいですね。