
この時期の田んぼの様子はこの地域でも一枚一枚まちまちである。
信州佐久の田んぼでは冬打ちといって必ず冬の間に田お越しする習慣があるが、処変われば田お越しをまったくしない地域もある。千葉では冬の間はまったく田お越しをしないとか。先日訪れた奈良の田んぼでも田お越しはしてなかったな。それだけこの地域は稲作に対して意欲的なのかもしれない。まあ同じ信州佐久でも、稲刈り後そのままの状態の田んぼもちらほらある。写真の左側は稲刈り直後に一回だけ田お越しをした田んぼで右側が先日、二回目の田お越しをした田んぼの様子だ。誰が見ても歴然と違いがわかる。この違いが特別栽培米を作るのにとても重要だ。この時期に有機物の分解を促進させ来年の夏にその有機物が還元しないようにするのが大事ですね。冬の時期、作物は田んぼにはないが、ときたま田んぼの様子を伺い稲藁の分解状況や田んぼの乾き具合を見るのも大事な仕事です。田んぼも来年の春までゆっくり休ませてあげたいですね。