
子供の頃、実家の箪笥の上に蔵の形をしたブリキの貯金箱があったのを覚えている。お金がどうしてもほしいときはその貯金箱の下をドライバーでこじ開け、隙間から小銭を出したのも思い出だ。大人になり500円玉を一杯に貯めると20万になる貯金箱などを雑貨屋で見ることはあっても、それを買ったこともなかった。普段無駄使いしないようにすればという思いもあり、貯金箱は子供のものという認識しかなかった。ところがおもしろい貯金箱があったのだ。元旦の日に366円を入れ2日には365円と日が増すことに1円づつ減って行き、12/31に1円を入れると67171円が貯まる。特別な日を設け、その日は普段より多く入れると更に金額が増える。これだと思いつきで貯金箱にお金を入れるよりゲーム感覚で楽しめる。2008/12/31には満面の笑みでこの箱を開けられるだろう。そう思うと今年一年も楽しく過ごせそうな気がする。そして貯めたお金でどこかへ旅行でも行こうと想うと更に楽しみも増す。「塵も積もれば山となる」とはよく言ったものだ。これぞ大人の貯金箱!