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コンビニ
- 2008/01/20(Sun) -
コンビニ20080120

 家から半径1km以内に2軒のコンビニがある。夜になるとコンビニの灯りだけが煌々と明るい。考えてみたらこの辺もずいぶんと変わったものだ。20年前はかなり田舎であったが、今は新幹線の駅まで車で15分、高速のインターまで20分という距離だ。しかも徒歩圏内にコンビニが2軒。もはやここは田舎とは言えないのかもしれない。家ではインタネットで世界と結ばれあらゆる情報が手に入る。車があればどこへでも行けるし、そう思うとまったく不便を感じることがない。田舎暮らしというとさぞかし不便を強いられる生活を思い浮かべがちだが、ここ佐久に関していえばそんなことはないのだ。コンビニが生活者にとって便利な存在で、いつでもほしいものが手に入るという安心感を与えたのは事実である。しかしなんでも安易にいつ何時でも買えることが生活の質を落としたのも事実である。今の時代、自分で作るより買うほうが安いという風潮で、ここ佐久でも伝統的な食文化も衰退する一方だ。正月に家で餅を搗かなくてもすぐに買えてしまう。なんでも買えるのがコンビニの魅力であるが、それと反比例しながら地域の文化は衰退していく。しかしコンビニは今や生活者にとって不可欠な存在であることは確かだ。それに頼りきるのではなくちょっとした工夫で便利さに変わる楽しさを見つけることもできるだろう。新しいものや便利さを否定することなくバランスの取れた生活を心掛けることが質の高さになるのだろう。
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