ここのとこ原油高そして穀物高騰のあおりを受け物価が上昇している。小麦が原料のパン、うどんそしてビールなども値上げだろか。生活者にとってガソリンの値段が上がり、日常品が上がり頭が痛い。小麦が上昇する理由はアメリカの穀物がバイオ燃料の原料になり、昨年は豪州では干ばつで不作などの影響だろう。当研究会の特別栽培米に欠かせない肥料が菜種粕だ。日本では菜種は食用油の原料で、それを搾ったあとの粕が有機肥料となる。廃棄物を有効に利用すると言う意味でも理に適っている。昨年までこの油粕は20kで680円だったものが今年は980円に値上がりしている。それもお店の在庫は980円だが、次回の入荷から更に値上がりするだとか。昨年までは菜種粕はほとんど肥料として使われていたが世界的な穀類の高騰を受け、この菜種粕が家畜への飼料として使われるようになり高騰したらしい。化石燃料に頼らないバイオ燃料はそれはそれで有意義なことなのだろうか、人間が食料として必要な穀類まで燃料にしていいもんだろうか。世界の食糧問題や、これから中国が経済発展すると穀物の需要は益々増える。これから世界的にも穀物の奪い合いになるだろう。2020年には国産の電気自動車が商品化されるとか。化石燃料や穀物に頼らないエネルギーで動く電気自動車が待ち遠しい。電気の発電にしても太陽エネルギーなどを効率的に使い、持続可能な社会を日本の技術で目指してほしい。