
畑の放置栽培してあったブロッコリー。植え付けの時期も遅く、植えたままだったので収穫は諦めていた。スーパーに行くとブロッコリーが売られていて、畑のブロコッリーのことを思い出した。畑のブロッコリーを見てみるとかなり成長して大きくなっている。もしかしてと思い、中心を覗き込むとブロッコリーが食べ頃になっている。確かに売られている立派なものと比べれば小さい気もするが、これなら十分食べれる。こんな寒い時期に放置栽培でここまで成長するとは、ブロッコリーはかなり丈夫な野菜なのだろう。苗を植えて待つだけなので簡単だ。ただ苗代が50円、しかし生ったブロコッリーをスーパーで買っても50円と考えると経済合理性からは無駄に思える。その視点で考えると確かに得することがないのだが、収穫の喜びを味わえることを考えると、かなりのメリットがある。最近の家庭菜園ブームも自家栽培して家計の足しにするというよりも野菜を愛でたり、そして収穫の喜びを味わうなど、精神的なものだろう。そう考えると農的暮らしというのはかなり豊かなことである。