
本屋に立ち寄り雑誌コーナーへ行くと、ひときわ目立つ雑誌があった。20セット以上平積みにされているので手に取ると月刊自家用車だった。創刊50年の歴史ある自動車雑誌で、たしか20年以上前に購読したことがある。記念特大号ということで普段の2倍のボリュームで840円。新車を買う予定もないのに衝動買いをしてしまった。中をみると50年間の車の歴史が書かれていて懐かしい車も多く楽しめる内容だった。そういえば最近自家用車と言う言葉も死語になりつつある。50年前は普通に自家用車と言う言葉が使われ、当時は自家用車は庶民にとって高嶺の花だったのだろう。それが今や一家に数台の時代になった。20年前、この雑誌を買ったときはちょうどバブル経済で各メーカーは高出力の車を作り、車も飛ぶように売れていた時代だった。そして今は車は売れない時代になり自動車メーカーは苦境の時代になっている。20年前には想像もできない事態になっている。車もバブリーな高出力車ではなく環境にやさしいハイブリッドカーが花形になっている。10年一昔というが20年経つと時代が変わり、人々の価値観も変わる。そして20年後はいったいどうなっているのだろうか。その頃は電気自動車が全盛を究め、今より高い環境意識であるであろうし、そうあってほしいと思う。