
シドニー市内から徒歩で20分ほどのところにパディントンという街があり、週末のフリーマーケットはかなり有名だ。大昔はここには大邸宅が多くあったらしいが、その後シドニーに労働者が増えるとその邸宅を壊し、労働者用の住宅ができあがった。それが今あるテラスハウスだ。日本で言うところの長屋だが、今見てもその姿は美しい。当時は労働者の街だったが、その後家賃が安いので若い芸術家が移り住み、やがて流行の先端をいく若者たちの街になり今では若い人たちの憧れの街になった。当然のごとく家賃は高くなり普通の若者では住めないくらいアッパーな街になってしまった。閑静な住宅街の中にあるテラスハウスを観賞しながらの散策は楽しい。昔の建物をメンテしながら大事に使い、そしてその資産価値を高めていくという手法は日本も真似したいものだ。日本には2000年の歴史があるにもかかわらず、都会では古い民家をみることはできない。

歩きつかれたのでビールを一杯。オーストラリアビールは味が濃くて旨い!
大きな交差点の角にはパブがある。その地域のコミュニュケーションプレースになっている。